数値解析の時間解法の1つです。陽解法では、時間ΔT進んだ時の物理量を計算マトリックスから直接計算させるため、収束計算を必要としません（各時間ステップの中では）。計算の開始状態（時間0秒）からある時間進んだ条件を時間を追って厳密に計算します。このため、GT-POWERの計算のような、圧力に伝播に対して厳密さの必要な計算の他に、自動車の衝突時の金属の変形の計算のような解析で使用されます。問題としては時間刻み幅がクーラン数1を越えることができないという制約により、大きな時間刻みを取ることができません。