流体の運動を完全に記述したナビエ・ストークス方程式（運動量保存の式）を、アンサンブル平均記述にした際に追加される項（レイノルズ応力項）のモデル化（乱流モデル）の1つに渦粘性モデルがあります。　このモデル化は、「流れのせん断によって粘性応力が生じる」ように、レイノルズ応力は「平均流のせん断によって生じる」としたものです。　このモデル化により、分子粘性の粘性係数μに対応する、乱流粘性μt が現れます。